愛知県の水道料金値上げ比較|豊橋市・岡崎市など改定率と時期のまとめ

愛知県の水道料金値上げ比較|豊橋市・岡崎市など改定率と時期のまとめ

愛知県内では名古屋市だけでなく、豊橋市・岡崎市・安城市など複数の自治体で水道料金の値上げが行われており、改定時期や改定率は自治体ごとに異なります。まずはご自身が住む自治体が値上げの対象になっているか、いつからいくら変わるのかを確認することが大切です。本記事では、公式サイトで確認できた範囲の改定内容を自治体別に整理し、名古屋市との共通点・違いや確認方法をまとめています。

  • 豊橋市・岡崎市・安城市など、公式サイトで確認できた自治体ごとの改定時期と改定率
  • 名古屋市の改定内容(水道10.0%・下水道11.5%)との共通点・違い
  • 自分の自治体の改定状況を確認する具体的な方法

本記事で紹介する改定内容は、執筆時点で各自治体の公式サイトから確認できた情報です。基本料金の減免などの経過措置は今後終了・変更される場合があるため、最新の内容は必ず居住する自治体の公式サイトでご確認ください。


愛知県内で水道料金の値上げが相次いでいる理由

愛知県内の複数の自治体で水道料金が値上げされている主な理由は、水道施設の老朽化・耐震化対策にかかる費用の増加と、人口減少や節水機器の普及による料金収入の減少です。あわせて、電気代や資材価格の高騰も経営を圧迫しています。

水道施設の老朽化と地震への備え

愛知県内の多くの水道管は高度経済成長期以降に整備されており、更新の時期を迎えています。名古屋市上下水道局は、昭和40年代から50年代にかけて整備した施設が今後一斉に老朽化を迎え、改築・更新の需要がピークを迎えるとしています。あわせて、南海トラフ巨大地震への備えとして、水道管や避難所までの管路の耐震化も進められています。

使用水量の減少と物価高騰による収入・費用の悪化

節水機器の普及や人口減少により、家庭で使われる水の量は年々減少する傾向にあります。使用量が減れば水量料金による収入も減るため、老朽化対策に必要な費用を確保しにくくなります。加えて、電気代や工事資材の価格上昇が費用面でも経営を圧迫しており、複数の自治体が同時期に改定へ踏み切る背景となっています。

豊橋市・岡崎市の水道料金改定内容

ここでは、公式サイトで改定日・改定内容を確認できた豊橋市と岡崎市の内容を整理します。

豊橋市:令和8年5月検針分から改定

豊橋市は、令和8年5月検針分(偶数月にお支払いの方は6月請求分、奇数月にお支払いの方は7月請求分)から水道料金を改定しています。基本料金は口径にかかわらず一律10%引き下げる一方、水量料金は全区分で1m³あたり29円引き上げています。市の資料によれば、平均の改定率はおよそ15~16%です。2か月分の請求額で見ると、13mm口径・使用量10m³の世帯で1,474円から1,682円へ(208円増)、30m³の世帯で2,398円から3,244円へ(846円増)となる例が示されています。物価高騰対策として、令和8年6~11月使用分の水道の基本料金6か月分を免除する措置も案内されています(下水道は対象外です。最新の内容は豊橋市の公式ページで確認してください)。詳細は豊橋市上下水道局「水道料金の見直し(令和8年度)」で確認できます。

岡崎市:令和7年10月1日から改定

岡崎市は令和7年10月1日から水道料金を平均9.7%引き上げました。平成17年4月の改定以来、約20年ぶりの改定です。口径13mm・使用水量20m³の世帯では、改定前の月2,684円から改定後は月2,916円へと、232円の負担増になる例が示されています。なお、物価高騰対策として国の重点支援地方交付金を活用し、基本料金を全額減免する措置が取られています(措置の内容や期間は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください)。詳細は岡崎市公式サイトの水道料金改定ページで確認できます。

安城市・西尾市・豊田市の改定状況

安城市・西尾市・豊田市でも水道料金の改定が行われていますが、公式サイトで確認できる情報の詳しさには差があります。

安城市:基本料金は一律15%、水量料金は1m³あたり15円引き上げ

安城市は令和8年4月1日を施行日とし、検針時期に応じて6月または7月検針分から新料金を適用しています。基本料金は口径にかかわらず一律15%引き上げられ、水量料金は使用量区分にかかわらず1m³あたり15円引き上げられます(区分ごとの改定率は一律ではありません)。たとえば口径20mmの基本料金は1,000円から1,150円になり、口径20mm・使用量20m³の世帯では月495円の負担増となる例が示されています。安城市は給水量の約7割を愛知県営水道から受水しており、県営水道の料金が令和6年10月と令和8年4月の2回にわたり値上げされたことも改定の要因とされています。また、令和8年11月から令和9年2月までの検針分については、基本料金を減額する措置が決まっています(口径13mmで2か月分198円・税込、手続き不要。水量料金と下水道使用料は対象外)。詳細は安城市公式サイトの水道料金改定ページで確認できます。

西尾市・豊田市:改定は確認できても平均改定率は要確認

西尾市は令和7年10月1日から基本料金(準備料金)と水量料金を改定しました。老朽化した水道管の更新や、指定避難所までの重要な管路の耐震化、給水量の減少による収入減が理由として挙げられていますが、平均の改定率は公式サイトの該当ページには明記されておらず、本記事の確認時点では要確認です。豊田市は令和6年6月検針分(4月使用分)から水道料金を改定し、令和6~8年度(2024年度~2026年度)の料金体系として一つの料金表が示されています。口径13mmの基本料金は1か月あたり935円(税抜)、口径20mmは1,035円(税抜)で、1~20m³の水量料金は1m³あたり86円(税抜)です。口径20mm・月20m³(4人暮らしの例)では、改定前の2,761円から3,030円(税込)へ、月269円の増加と案内されています(口径20mmの改定前は基本料金890円、水量料金81円)。全体の平均改定率は公式サイトに明記がなく要確認です。あわせて下水道使用料についても、令和7年度から令和10年度までの4年間で別途改定が進められています。詳細は西尾市公式サイトの水道料金改定ページ、豊田市公式サイトの上下水道料金改定ページでご確認ください。

刈谷市・半田市・碧南市の改定状況

刈谷市・半田市でも水道料金の改定が行われており、碧南市は令和9年2月からの改定を公表しています。公式サイトで確認できた範囲を整理します。

刈谷市:令和8年4月使用分から改定(平均約30%)

刈谷市は令和8年4月使用分から水道料金を改定しています。改定率は基本料金が50%、水量料金が約22%、平均で約30%で、検針月が偶数月の地区は6月検針分から、奇数月の地区は5月検針分から新料金が適用されています。市は、節水型機器の普及などによる料金収入の減少、水道施設の耐震化や老朽管の更新、物価高騰による費用の増加を理由に挙げています。詳細は刈谷市公式サイトの水道料金改定ページで確認できます。

半田市:令和8年10月1日に改定

半田市は令和8年10月1日に水道料金と下水道使用料を改定しました。検針が2か月ごとのため、新料金の請求は奇数月請求の地区で令和9年1月請求分から、偶数月請求の地区で令和9年2月請求分からとなります。口径13mmの水道の基本料金(2か月分)は、税抜1,020円から1,900円に引き上げられました。平均の改定率は本記事では確認できていません。詳細は半田市公式サイトの水道料金・下水道使用料の改定ページで確認できます。

碧南市:令和9年2月からの改定を公表

碧南市は、令和9年2月から水道料金と工事分担金を改定すると公表しています(令和8年8月10日掲載)。改定率や新しい料金は本記事では確認できていないため、碧南市水道課のページで最新の内容をご確認ください。

名古屋市の改定と主要自治体の比較

名古屋市は令和7年10月検針分(奇数月に検針がある地区は11月検針分)から、水道料金を10.0%、下水道使用料を11.5%、水道・下水道の合計で10.6%引き上げました。水道料金の値上げは約29年ぶり(平成22年9月に1.2%の引き下げ改定がありました)、下水道使用料の値上げは約25年ぶりです。老朽化した施設の更新需要の増加や料金収入の減少、物価高騰が理由とされており、他の自治体と共通する構造的な課題であることがわかります。詳細は名古屋市上下水道局「水道料金・下水道使用料の改定」で確認できます。ここまでの内容を自治体別に整理すると、次のとおりです。

自治体改定時期改定内容(公式サイトで確認できた範囲)主な理由
名古屋市令和7年10月検針分(奇数月地区は11月検針分)から水道10.0%、下水道11.5%(合計10.6%)施設老朽化・更新需要増、料金収入減、物価高騰
豊橋市令和8年5月検針分(6月または7月請求分)から基本料金一律10%引き下げ、水量料金29円/m³引き上げ(平均15~16%程度)老朽化・耐震化対策、内部留保資金の枯渇見込み
岡崎市令和7年10月1日から平均9.7%引き上げ老朽化対策、耐震化、料金収入減
安城市令和8年4月1日施行(6月または7月検針分から)基本料金一律15%、水量料金は1m³あたり15円引き上げ料金収入減、施設更新費増、県営水道の値上げ
西尾市令和7年10月1日から基本料金・水量料金を改定(平均改定率は要確認)老朽化した管路の更新、重要管路の耐震化
豊田市令和6年6月検針分(4月使用分)から(令和6~8年度の料金体系)口径13mmの基本料金935円(1か月・税抜)、20mm・月20m³の例で2,761円→3,030円(税込)(平均改定率は要確認)老朽化・耐震化に伴う更新需要増、給水人口減少
刈谷市令和8年4月使用分から(偶数月検針地区は6月検針分、奇数月検針地区は5月検針分から)基本料金50%・水量料金約22%引き上げ(平均約30%)料金収入減、老朽管の更新・耐震化、物価高騰
半田市令和8年10月1日改定(請求は令和9年1月請求分または2月請求分から)水道料金・下水道使用料を改定(13mmの2か月分の基本料金は税抜1,020円→1,900円。平均改定率は要確認)公式サイトで確認

改定の理由には老朽化対策や料金収入の減少といった共通点がある一方で、改定率や適用時期、基本料金と水量料金のどちらを重点的に見直すかは自治体ごとに異なります。表の数値はいずれも公式サイトで確認できた範囲のものであり、口径や使用量によって実際の負担額は変わるため、目安として参考にしてください。なお、碧南市は令和9年2月からの水道料金改定を公表していますが、内容を確認できていないため表には含めていません。

自分の自治体の水道料金改定を確認する方法

自分が住む自治体の水道料金が値上げされているかどうかは、上下水道局(水道課)の公式サイトで確認するのが確実です。

水道料金の改定内容を確認するときのチェックポイント

  • 改定の適用開始日(検針分か使用分か)
  • 基本料金と水量料金それぞれの改定内容
  • 口径別・使用量別の早見表や料金シミュレーション
  • 基本料金の減免など経過措置の有無と期間
  • 下水道使用料が別のスケジュールで改定されていないか

特に、基本料金と水量料金のどちらが引き上げられるかによって、使用量が少ない世帯と多い世帯で負担の増え方が変わります。口径や毎月の使用量がわかる検針票を手元に用意すると、公式サイトの早見表と照らし合わせやすくなります。

他都市の数字をそのまま自分の自治体に当てはめないための注意点

愛知県内の複数の自治体で値上げが相次いでいるからといって、他都市の改定率や金額の例をそのまま自分の自治体の請求額に当てはめることはできません。

⚠️ 改定内容は自治体ごとに異なります

改定率、基本料金と水量料金の配分、適用開始時期、口径ごとの料金体系は自治体ごとに設定されており、同じ愛知県内でも共通ではありません。本記事の数値は執筆時点で各自治体の公式サイトから確認できた内容であり、経過措置の終了などにより今後変更される可能性があります。引っ越し先の料金を比較する場合や、自分の請求額を見積もる場合は、必ず居住(予定)先の自治体の公式サイトで最新の料金表をご確認ください。

また、今後値上げを検討している自治体があるかどうかは、上下水道事業審議会の答申や議会での条例改正案の審議状況を各自治体が公式サイトで公表することが多いため、気になる場合は自治体名と「水道料金 改定」などで公式サイトの発表を定期的に確認することをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

愛知県内でどの自治体が水道料金を値上げしていますか?

公式サイトで確認できた範囲では、名古屋市・豊橋市・岡崎市・安城市・西尾市・豊田市・刈谷市・半田市で水道料金の改定が行われており、碧南市も令和9年2月からの改定を公表しています。改定率や時期は自治体ごとに異なるため、詳しくは本文の比較表をご確認ください。

自分の自治体の改定時期・改定率はどこで確認できますか?

居住する自治体の上下水道局(水道課)の公式サイトが最も確実な確認先です。改定のお知らせページや料金早見表に、適用開始日、基本料金・水量料金の変更内容、経過措置の有無が掲載されています。

値上げの理由は名古屋市と同じですか?

老朽化した施設の更新や耐震化、料金収入の減少といった理由は共通していますが、安城市のように愛知県営水道の値上げが直接の要因になっている自治体もあり、背景の比重は自治体ごとに異なります。

今後値上げする可能性がある自治体はどこですか?

本記事の確認範囲では、碧南市が令和9年2月から水道料金を改定すると公表しています。半田市はすでに令和8年10月1日に改定しており、新料金の請求は令和9年1月請求分以降に始まります。老朽化対策や料金収入の減少はどの自治体にも共通する課題のため、上下水道事業審議会の答申や条例改正の動きを各自治体の公式サイトで確認することをおすすめします。

まとめ:愛知県内の水道料金値上げを比較する際のポイント

愛知県内では名古屋市だけでなく、豊橋市・岡崎市・安城市など複数の自治体で水道料金の値上げが行われています。背景には施設の老朽化・耐震化対策や料金収入の減少、物価高騰という共通の課題がありますが、改定率や適用時期、基本料金と水量料金の配分は自治体ごとに異なります。

  • 共通点:老朽化対策・耐震化・料金収入減・物価高騰が値上げの主な背景
  • 相違点:改定率(豊橋市は平均15~16%程度、岡崎市9.7%、名古屋市10.6%、刈谷市は平均約30%、安城市は基本料金15%・水量料金は1m³あたり15円など)や適用時期は自治体ごとに異なる
  • 要確認の自治体:西尾市・豊田市・半田市は改定の事実は確認できても平均改定率を確認できていない。碧南市は令和9年2月からの改定が公表されており、内容は公式サイトで要確認

自分の自治体の正確な改定内容や今後の見直し予定は、上下水道局の公式サイトで最新情報を確認してください。なお、漏水が原因で水道料金が急に高くなった場合は、水漏れで水道料金が高くなったら?名古屋市の漏水時料金・減額確認ポイントもあわせてご確認ください。

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