名古屋市で引っ越しに伴う水道の使用開始・中止手続きは、名古屋市上下水道局のお客さま受付センターへ電話・インターネット・FAXのいずれかで申し込むだけで完了しますが、あわせて引っ越し先の蛇口や止水栓、給水管の状態を確認しておくと、入居後の水漏れや思わぬ工事の手戻りを防ぎやすくなります。
- 名古屋市での水道使用開始・中止の申し込み方法と期限の目安
- 引っ越し先で確認しておきたい蛇口・止水栓・給水管などの設備ポイント
- 古い物件で入居前に水道工事の検討が必要になりやすいケース
手続きの窓口や申し込み方法、期限は自治体・水道局ごとに異なります。この記事は名古屋市上下水道局の情報をもとにしているため、名古屋市以外へ引っ越す場合は、お住まいになる自治体・水道局の案内を個別にご確認ください。
名古屋市の水道使用開始・中止手続きの基本
名古屋市で水道を使い始める、またはやめるときは、名古屋市上下水道局のお客さま受付センターへ電話・インターネット・FAXのいずれかで申し込みます。どの方法でも、氏名、引っ越し前後の住所、使用開始または中止を希望する日を伝える点は共通です。
電話・インターネット・FAXそれぞれの申し込み方法
| 申し込み方法 | 受付時間・利用条件の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 電話(052-884-5959) | 平日8:00~19:00、土日・休日・年末年始8:00~17:15 | 当日の相談や急ぎの手続きに向いています |
| インターネット(公式サイト) | 24時間受付。使用開始・中止日は申し込みの翌々営業日以降 | スマートフォンやパソコンから手続きを完結できます |
| FAX(052-872-1296) | 公式サイトから申込書をダウンロードして送付 | 電話がつながりにくいときの代わりの手段になります |
名古屋市上下水道局では、引っ越しのように使用中止と使用開始を同時に行う場合の専用ページも用意されています。詳しい申し込み条件は名古屋市上下水道局の公式ページで確認できます。
申し込みの期限の目安
電話やFAXでの申し込みは、使用開始日・中止日の前日までが目安です。インターネットでの申し込みは、希望日の2営業日前までに手続きを終える必要があります。引っ越しの日程が決まったら、早めに申し込むと安心です。引っ越しに伴う使用中止と使用開始をまとめて手続きしたい場合は、水道ご使用中止とご使用開始の同時お申し込みページも利用できます。
手続きだけでは分からない、設備確認が必要な理由
水道局への使用開始・中止の申し込みは、水道の契約を切り替える手続きであり、蛇口や配管など宅内の設備がどのような状態かまでは確認してくれません。そのため、契約の切り替えとあわせて、入居前後に自分の目で設備を確認しておくことが、入居後のトラブルを防ぐポイントになります。
引っ越し先で確認しておきたい水道設備のチェックポイント
引っ越し先の水道設備では、蛇口の状態、止水栓や水道メーターの位置、水の出方や色を中心に確認すると、入居後に困りにくくなります。
入居前後に確認したい水道設備のポイント
- 蛇口を開けたときに水がスムーズに出るか、レバーや止水栓の動きに異常がないか
- 止水栓や水道メーターの位置(トラブル時にすぐ操作できる場所か)
- 使い始めに水が濁っていたり、赤みを帯びていたりしないか
- シンクや洗面台まわり、給水管の接続部分から水漏れやにじみがないか
- 建物の築年数が古い場合、給水管の素材や交換履歴が分かる資料があるか
特に築年数の古い物件では、蛇口の初期不良や配管に由来する赤水が出やすい傾向があります。敷地内で水道管や排水管がどこを通っているかをあわせて把握しておきたい場合は、敷地内の水道管・排水管の場所を調べる方法の記事も参考になります。
古い物件で入居前に水道工事の検討が必要になるケース
新築や比較的築浅の物件では、入居前に水道工事が必要になることはほとんどありません。一方で、建築年数が古い物件では、給水管の劣化や鉛製給水管の使用など、入居前後に工事を検討したほうがよい場合があります。
鉛製給水管が使われている場合
建物によっては、宅地内の給水管に鉛製の管が使われたまま残っていることがあります。名古屋市では、条件を満たす鉛製給水管の取替工事に対する助成制度が設けられています。制度の対象条件や申請の流れは、名古屋市の水道工事助成金の記事で詳しく確認できます。
蛇口・水栓まわりの交換が必要な場合
蛇口や水栓本体が古くなっている場合は、レバーの動きが硬い、水漏れが起きやすいといった状態になっていることがあります。入居前の内見や引き渡し時に気になる点があれば、管理会社や大家、または水道工事業者へ早めに相談しておくと、入居後に慌てずに済みます。
前の住居や新居の設備で気になる点があった場合の相談先
水道設備の不具合は、蛇口や配管を見ただけでは原因を断定できないことが多く、自己判断で分解・修理しようとすると水漏れが広がったり、階下への漏水につながったりするおそれがあります。
⚠️ 設備の不具合を自己判断で修理しない
水漏れや異音、使い始めても続く赤水など、設備の異常が疑われる場合は、自己判断で分解・修理をせず、賃貸であれば管理会社や大家、持ち家であれば水道工事業者などの専門業者へ早めに相談してください。放置すると水漏れが拡大したり、階下漏水などの被害につながったりする可能性があります。
蛇口から赤い水が出る場合の原因や対処法は、蛇口から赤い水が出たときの原因と対処法の記事で詳しく解説しています。
手続きを忘れた場合の注意点と名古屋市以外へ引っ越す場合の確認
使用中止の手続きを忘れるとどうなるか
使用中止の手続きをしないままにしておくと、水道局側では契約が続いているものとして扱われ、実際の使用量が少なくても基本料金などが発生し続ける場合があります。退去日が決まったら、早めに申し込みを済ませましょう。
名古屋市以外の自治体へ引っ越す場合
水道の手続き窓口、申し込み方法、期限は自治体・水道局ごとに異なります。名古屋市以外へ引っ越す場合は、この記事の内容をそのまま当てはめず、引っ越し先の自治体・水道局の公式情報を個別に確認してください。
よくある質問(FAQ)
水道の使用開始・中止の申し込みはいつまでにすればよいですか。
名古屋市の場合、電話・FAXでの申し込みは前日まで、インターネットでの申し込みは希望日の2営業日前までが目安です。余裕を持って早めに申し込むと安心です。
名古屋市以外に引っ越す場合も同じ電話番号で手続きできますか。
できません。手続き先の連絡先や期限は自治体・水道局ごとに異なるため、引っ越し先の水道局へ個別に確認してください。
使用中止の手続きを忘れて退去してしまった場合はどうなりますか。
手続きが完了するまで契約が続いているものとして扱われ、基本料金などが発生し続ける場合があります。気づいた時点で早めにお客さま受付センターへ連絡してください。
引っ越し先の蛇口から赤い水が出た場合はどうすればよいですか。
使用開始直後の一時的な現象のこともありますが、続く場合は使用を控え、蛇口から赤い水が出たときの原因と対処法の記事や、管理会社・水道業者へ相談してください。
古い賃貸物件でも入居前に必ず水道工事が必要になりますか。
必ず必要になるわけではありません。給水管の状態や設置からの年数によって異なるため、気になる場合は管理会社や水道工事業者に確認しましょう。
まとめ:水道の使用開始・中止手続きと設備確認
名古屋市での水道の使用開始・中止手続きは、お客さま受付センターへの電話・インターネット・FAXのいずれかの申し込みで完結します。あわせて、蛇口や止水栓、給水管の状態など、引っ越し先の設備を入居前後に確認しておくことが、入居後のトラブルを防ぐポイントです。
- 手続き方法:電話(052-884-5959)、インターネット、FAX(052-872-1296)のいずれかで申し込み、期限は前日まで(インターネットは2営業日前まで)が目安
- 設備確認:蛇口の状態、止水栓・水道メーターの位置、水の色や出方、給水管の劣化サインを確認
- 古い物件:鉛製給水管や蛇口の老朽化が疑われる場合は、助成制度の確認や専門業者への早めの相談を検討
引っ越しの日程が決まったら、まず名古屋市上下水道局への申し込みを済ませ、そのうえで引っ越し先の設備を落ち着いて確認しておきましょう。気になる点があれば、自己判断せずに管理会社や水道工事業者へ相談することをおすすめします。

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