地震のあと水道を使う前の確認手順|元栓・メーターの漏水確認と濁り水・トイレの注意点

地震のあと水道を使う前の確認手順|元栓・メーターの漏水確認と濁り水・トイレの注意点

地震のあと水道を使う前は、まず身の安全を確保したうえで、元栓の位置を確認し、すべての蛇口を閉めて水道メーターの赤い針(パイロット)が動かないかを見る順番で確認します。パイロットが動いていれば漏水の可能性があるため、名古屋市上下水道局は市指定給水装置工事事業者か担当営業センターへの連絡を案内しています。濁り水やトイレ・排水の扱いは状況によって異なるため、この記事では名古屋市上下水道局の公式情報で確認できた範囲(2026年10月時点)だけを整理します。

ガス漏れ・感電・建物の損傷の恐れがあるときは、水道の確認よりも安全の確保と避難、専門機関への連絡を優先してください。


地震のあとに水道を確認する順番|まず安全、次に元栓とメーター

確認の順番は「安全の確保」「元栓の位置」「メーターでの漏水チェック」「異常があれば連絡」です。使い始める前に、漏れがないかを先に確認しておくと安心です。

水道より先に安全を確保する

地震の直後は、水道よりも人命と安全が先です。ガスのにおいがする、水まわりの電気機器や配線が濡れている、建物のひび割れや傾きが気になるといった場合は、水道の確認を後回しにして、避難や安全の確保を優先します。

⚠️ 水道の確認を始める前に

ガス漏れ・感電・建物の損傷の恐れがあるときは、水道メーターや元栓の確認よりも、安全の確保・避難・専門機関への連絡を優先してください。無理のない範囲で、落ち着いて行える状況になってから確認に進みます。

確認の全体の流れ

安全が確保できたら、次の流れで確認します。各ステップの内容は、以降の見出しで公式情報をもとに説明します。

ステップ1:身の安全を確認する(危険があれば水道より避難・安全の確保を優先)
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ステップ2:水道メーターの近くにある元栓の位置を確認する
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ステップ3:家の中のすべての蛇口を閉め、しばらく水道メーターの赤い針(パイロット)を観察する
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ステップ4:パイロットが動いている場合は漏水の可能性があるため、市指定給水装置工事事業者または担当営業センターへ連絡する(ひどい漏れは元栓を閉める)
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ステップ5:動いていない場合も、壁や床の濡れ、濁り水などが気になるときは窓口へ相談する

元栓の位置を確認する|地震時に局が案内していること

元栓は、水道メーターの近くにある、家の水を止めるための栓です。名古屋市上下水道局は、地震発生時に敷地内で漏水した場合や避難所へ避難する際は、水道の元栓を閉めるよう案内しています。

地震のあとは気づかないうちに水漏れしていることがある

名古屋市上下水道局は、地震が起きると気がつかなくても水漏れしていることがあると注意しています。あわせて、水道メーターの近くにある元栓を閉めると、家の中の水漏れを止められるとしています。使い始める前に元栓の位置を確認しておくと、異常に気づいたときに落ち着いて対応できます。詳しくは、局の「大きな地震がくる前に、命を守る水を用意しよう」で案内されています。

元栓の閉め方と、見つからないときの考え方

局の「簡単な水漏れチェック」では、漏れがひどいときの対処として、次の手順が案内されています。

  1. メーターボックスのふたを開けます。
  2. 元栓(止水栓)を矢印の方向、時計回りに回すと水が止まります。

同じページでは、元栓(止水栓)があるとご自身で水を止めやすくなるとされ、取り付けは市指定給水装置工事事業者に申し込むと案内されています。元栓が見つからない、固くて回らないといった場合は、無理に力をかけず、集合住宅では管理会社や管理組合、戸建てでは市指定給水装置工事事業者へ相談してください。止水栓と元栓の違いや、賃貸・分譲での連絡先の分け方は水漏れ発生時の対処法|止水栓・元栓の閉め方と修理業者の選び方でも整理しています。

水道メーターのパイロットで漏水の可能性を確認する

水道メーターの赤い針(パイロット)が動いているかどうかは、蛇口をすべて閉めた状態で確認します。名古屋市上下水道局は、パイロットが動いていれば、どこかで水が漏れていると案内しています。

メーターでの確認手順

局の案内にそった確認手順は次のとおりです。先ほどの「簡単な水漏れチェック」のページで、同じ手順が示されています。

  1. 家の中のすべての蛇口を閉めます。
  2. しばらくの間、水道メーターを観察します。
  3. 赤い針(パイロット)が動いていれば、どこかで水が漏れています。

メーターの見方や、確認後の相談先の考え方は漏水調査はどこに頼む?水道メーター確認と名古屋市の相談先で詳しく説明しています。

パイロットが動いているとき、動いていないとき

パイロットが動いている場合、局は市指定給水装置工事事業者または担当営業センターへ早めに連絡するよう案内しています。わずかな漏水でも長時間続くと大きな量になるため、気づいたら早めに連絡するよう呼びかけられています。

一方、パイロットが動いていない場合の判断について、局の案内には記載がありません。そのため、「動かなければ漏水はない」とは言い切れません。同じ局のページでは、次のような症状があれば水漏れの可能性があるとされています。気になる症状があるときは、メーターの結果にかかわらず窓口へ相談してください。

  • トイレの水がチョロチョロと流れ続けている
  • 蛇口から水がポタポタ落ちている
  • 水まわりの壁や床が濡れている
  • 地面の同じ場所がいつも濡れている

壁の中・床下の配管は自分で調べない

⚠️ 配管の損傷を自分で調べたり、直したりしない

壁の中や床下、地中の配管の確認や修理は、自分で行わないでください。確認はメーターの観察と、目に見える範囲の確認までにとどめ、水漏れが疑われるときや階下への漏水の恐れがあるときは、市指定給水装置工事事業者や管理会社へ相談します。

局は、公私境界から敷地側の給排水設備は所有者(お客さま)が管理するもので、工事費用もお客さまの負担になると案内しています。管理区分や費用の扱いは建物や契約によって異なる場合があるため、集合住宅では先に管理会社や管理組合へ確認してください。

断水が復旧したあとに水が濁っていたら

断水の復旧後に濁り水が出たときは、色や続く時間を見ながら、局の案内に沿って対応します。ただし、地震後に水を何分流すかといった具体的な量や時間は、局の公式ページで確認できていないため、この記事では示しません。

局が案内している赤水・白濁水の考え方

名古屋市上下水道局のよくあるご質問「にごり水(赤水、白濁水など)の原因や対応について教えてほしい」では、次のように案内されています。これは地震後に限った案内ではなく、通常時のにごり水の説明である点に注意してください。

赤水(赤っぽい水)

主な原因は水道管内の鉄サビとされています。きれいな水になるまでしばらく水を流してから使用するよう案内されています。赤水が続く場合は、営業センターまたはお客さま受付センターへ連絡します。

白濁水(白くにごった水)

水道管内に入った空気が小さな泡になって出てきたものとされ、泡は時間がたつと消えるため、そのまま使用して差し支えないと案内されています。時間をおいても白くにごったままの場合は、泡以外の原因の可能性があるため、同じ窓口へ連絡します。

飲用してよいか、健康への影響は断定できません

濁り水を飲んでよいか、健康への影響があるかどうかは、この記事では判断しません。上記のご質問は通常時の赤水についての説明であり、地震後の濁り水にそのまま当てはまると断定できないためです。飲用の可否は、名古屋市上下水道局の最新の案内で確認し、不安があるときはお客さま受付センターなどへ相談してください。

地区ごとの断水・にごり水の情報を確認する

局の「断水・にごり水情報」のページでは、地区と日付を選んで、断水やにごり水の情報を確認できます。ページには、予定以外にも突発的な事故などで断水が行われることがあると記載されています。一方で、災害時の断水や復旧後のにごり水の扱いについては、ページ内に具体的な記載を確認できませんでした。災害時に確認する情報として使えるかどうかは、局の最新の案内に従ってください。

工事に伴う断水の復旧後に、水道管内の空気やサビなどで水が濁る場合があることや、給湯器を使う前の確認については、水道工事で断水するときの準備とトイレの使い方|水の確保・給湯器の注意点も解説で扱っています。

トイレや排水は、使う前に何を確認するか

地震のあとにトイレを流してよいかどうかの判断基準や手順は、今回確認した名古屋市上下水道局の公式ページでは見つかりませんでした。そのため、この記事では「流してよい」「流してはいけない」といった具体的な手順は示さず、確認先の考え方だけを整理します。

局のページで確認できたこと

名古屋市上下水道局の「いざという時、水やトイレはここにあります」では、災害時に地域のみなさま自らが設置する下水道直結式仮設トイレについて案内されています。指定避難所周辺のマンホールを、この仮設トイレが設置できるように整備を進めているとされています。一方で、ご家庭の水洗トイレを地震後に使ってよいかの判断方法は、このページには記載がありません。

迷うときの確認先

排水管や下水道の状態は、外から見ただけでは分かりにくいことがあります。使ってよいか迷うときは、名古屋市上下水道局の最新の案内を確認してください。集合住宅や店舗が入る建物では、管理会社や管理組合の案内も確認します。トイレまわりで水漏れなどの異常に気づいたときは、市指定給水装置工事事業者や管理会社へ相談してください。

連絡の目安と窓口|状態ごとの整理

連絡先は、「何が起きているか」で分けて考えると迷いません。下の表は、これまでに説明した公式情報をもとに、状態ごとの確認先をまとめたものです。

状態連絡・確認する先補足
蛇口をすべて閉めてもパイロットが動く/壁や床が濡れている市指定給水装置工事事業者または担当営業センターひどい漏れのときは、元栓を閉めてから連絡します。
宅地内の水漏れの修理を頼みたい修繕センター(市指定水道工事店協同組合が運営)修理は市指定の工事店が訪問し、費用はお客さまの負担です。
赤水が続く/白濁が消えない営業センターまたはお客さま受付センター赤水は流してから使っても続く場合、白濁は時間をおいても消えない場合です。
賃貸・マンションなどの集合住宅管理会社・管理組合メーターや元栓の位置、連絡先は建物によって異なります。
ガス漏れ・感電・建物の損傷の恐れがある水道の確認より、避難と安全の確保、専門機関への連絡状況が落ち着いてから水道の確認に進みます。

表のうち、修繕センターは名古屋市上下水道局の「その他各種連絡先」で、電話番号が0120-227285(フリーダイヤル)または052-972-7285、受付は24時間・年中無休と案内されています。ページごとに表記が異なる場合があるため、電話をかける前に最新の公式ページで番号をご確認ください。お客さま受付センターは052-884-5959で、公式ページに受付時間や用件が掲載されています。担当地域ごとの営業センターの電話番号は、局の営業センターのページで確認できます。

店舗で営業を再開できるかどうかや、食品の衛生面に関わる判断は、水道局の案内だけで決めず、保健所などの関係機関にご確認ください。

よくある質問(FAQ)

地震のあと、水道を使う前にまず何を確認すればよいですか?

最初に確認するのは、ガス漏れや感電、建物の損傷など、水道より優先すべき危険がないかです。安全が確保できたら、元栓の位置を確認し、すべての蛇口を閉めて水道メーターの赤い針(パイロット)が動かないかを見ます。

パイロットが動いていなければ、漏水はないと考えてよいですか?

そうとは言い切れません。局の案内には、パイロットが動いていない場合の判断が書かれていないためです。壁や床が濡れている、同じ場所の地面がいつも濡れているといった症状があれば、メーターの結果にかかわらず市指定給水装置工事事業者や担当営業センターへ相談してください。

断水が復旧したあと水が赤くなったり白く濁ったりしたら、どうすればよいですか?

局のよくあるご質問では、赤水はきれいな水になるまでしばらく流してから使用し、白濁水は泡が時間とともに消えるため、そのまま使用して差し支えないと案内されています。続く場合は営業センターまたはお客さま受付センターへ連絡します。ただし地震後に限った案内ではなく、流す量や時間の具体的な目安、飲用の可否は、局の最新の案内でご確認ください。

地震のあと、トイレはすぐに流してよいですか?

名古屋市上下水道局の公式ページでは、地震後に水洗トイレを流してよいかの判断方法を確認できませんでした。そのため、この記事では可否を断定しません。局の最新の案内を確認し、集合住宅では管理会社や管理組合の案内に従ってください。

元栓を閉めた方がよいのは、どんなときですか?

名古屋市上下水道局は、地震発生時に敷地内で漏水した場合や、避難所へ避難する際は、水道の元栓を閉めるよう案内しています。メーターボックスのふたを開け、元栓(止水栓)を矢印の方向、時計回りに回すと水が止まります。

まとめ:地震のあとは安全を優先し、元栓とメーターから確認する

地震のあと水道を使う前は、安全の確保、元栓の位置の確認、水道メーターのパイロットによる漏水チェックの順で確認し、異常があれば窓口へ連絡します。濁り水やトイレ・排水の扱いは、局の最新の案内で確認します。

  • 確認の順番:身の安全、元栓の位置、すべての蛇口を閉めてのメーター観察の順です。
  • メーターの結果:パイロットが動いていれば漏水の可能性があり、市指定給水装置工事事業者か担当営業センターへ連絡します。
  • 濁り水:赤水はきれいになるまで流してから使い、続くときは窓口へ連絡します。地震後の具体的な量や時間、飲用の可否は断定できません。
  • トイレ・排水:地震後の可否は公式ページで確認できなかったため、局や管理会社の最新の案内を確認します。

まずは元栓の位置とメーターの場所を落ち着いて確認し、気になる症状があれば、状態に合った窓口へ相談してください。

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