【令和8年度】名古屋市の雨水タンク助成金|対象・金額・申請前の注意点

【令和8年度】名古屋市の雨水タンク助成金|対象・金額・申請前の注意点

名古屋市で雨水タンクや浸透雨水ますの設置を考えている場合、助成制度を使える可能性があります。ただし、購入や工事を始める前に申請条件を確認しないと、助成の対象外になることがあるため注意が必要です。

  • 令和8年度の名古屋市における雨水タンク・浸透雨水ます助成制度の概要
  • 助成対象になる設備、助成額、申請前に確認すべき条件
  • 購入・工事前に対象外にならないためのチェックポイント

こんな方におすすめの記事です

  • 名古屋市内の戸建て住宅で雨水タンクの設置を検討している方
  • 店舗や事業所で浸透雨水ますの設置を考えている管理者の方
  • 水道工事業者や排水設備工事店に相談する前に、助成条件を整理したい方

本記事では、令和8年度の名古屋市の雨水タンク助成金について、対象設備・助成額・申請前の注意点を公式情報に基づいて整理します。(制度の細かい条件も、順番に確認できます)

注:助成制度の対象・金額・申請期限は年度途中で変更されたり、予算到達により受付が終了したりする場合があります。申請前には、必ず名古屋市上下水道局の公式情報を確認してください。


⚠️ 先に買う・先に工事する前に確認してください

名古屋市の雨水流出抑制施設設置補助金では、原則として交付申請を行い、交付決定通知書を受け取ってから購入または設置工事に進みます。交付決定前に購入や工事を行った場合、補助を受けられないため注意が必要です。

令和8年度の名古屋市では雨水タンク・浸透雨水ます助成制度が確認できる

名古屋市では、雨水流出抑制施設である雨水タンクや浸透雨水ますの設置に対して、助成制度を設けています。制度の目的は、降った雨を一時的に貯めたり地中に浸み込ませたりすることで、下水道や河川へ一気に流れ込む雨水を減らすことです。

名古屋市上下水道局の公式ページでは、令和8年度の申請に関する情報が掲載されており、雨水タンクと浸透雨水ますの助成対象、助成額、申請手続き、提出期限などが案内されています。最新情報は、名古屋市上下水道局「雨水流出抑制施設設置への助成制度について」で確認できます。

名古屋市の制度は「雨水流出抑制施設」が対象

この制度で対象になるのは、雨水タンクと浸透雨水ますです。どちらも雨水をすぐに下水道や河川へ流さないための設備ですが、役割は少し異なります。

雨水タンク

雨どいから雨水をタンクに貯め、庭木への散水などに利用する設備です。雨水を一時的に貯めることで、雨水の流出を抑える役割があります。

浸透雨水ます

敷地内に降った雨水を地中へ浸透させる設備です。雨水を地下へ戻し、下水道や河川への流出を抑える役割があります。

令和8年度の公式情報で確認できる主なポイント

令和8年度の情報では、雨水タンクは建築物1棟につき1基まで、浸透雨水ますは土地1筆につき4基までが助成対象とされています。雨水タンクは市販品かつ未使用品で、貯留容量80リットル以上、雨水利用のための蛇口があり、雨どいと接続して設置するものが対象です。

浸透雨水ますは、名古屋市上下水道局指定排水設備工事店で工事を行ったものが対象です。また、浸透雨水ますには一部除外区域や十分な調査が必要な区域があるため、設置予定地の確認が欠かせません。

既存の水道工事助成金記事との違い

名古屋市の水道工事に関する助成制度全体を確認したい場合は、名古屋市の水道工事助成金全体を確認する記事も参考になります。

一方で、本記事では雨水タンク・浸透雨水ますに絞り、対象設備、助成額、申請前購入の注意点、業者相談前の確認項目を詳しく整理します。鉛製給水管の取替助成など、別の制度については総合記事で確認してください。

助成対象になる人・設備・地域を確認する

助成制度を使えるかどうかは、「誰が設置するのか」「どの設備を設置するのか」「どこに設置するのか」で変わります。雨水タンクと浸透雨水ますでは条件が異なるため、まとめて判断せず、それぞれ確認することが大切です。

対象者は土地・建築物の所有者または所有予定者など

助成対象者は、名古屋市内の土地または建築物を所有している方、または所有予定の方で、設置する雨水流出抑制施設の維持管理を行う方です。住宅に住んでいる方だけでなく、土地や建築物で事業を行う方、維持管理を行う方も対象になり得ます。

ただし、雨水タンクについては、販売目的の土地や建築物の所有者・所有予定者は対象外とされています。たとえば、販売用の建物に雨水タンクを設置するようなケースでは、制度の対象にならない可能性があります。

雨水タンクは80リットル以上・市販品・未使用品が基本

雨水タンクは、建築物1棟につき1基までが対象です。対象になるのは、市販品かつ未使用品で、貯留容量が80リットル以上あるものです。さらに、雨水利用のための蛇口が設置されており、雨どいと接続して設置する必要があります。

雨水タンクを選ぶ前の確認項目

  • 貯留容量が80リットル以上あるか
  • 市販品かつ未使用品か
  • 雨水利用のための蛇口が付いているか
  • 雨どいと接続して設置できるか
  • 建築物1棟につき1基までの条件に合っているか

通販サイトで購入する場合も、商品ページの画面やカタログなど、構造や金額が分かる資料を残しておくと申請時に確認しやすくなります。

浸透雨水ますは指定排水設備工事店と対象区域の確認が必要

浸透雨水ますは、土地1筆につき4基までが対象です。雨水タンクと違い、名古屋市上下水道局指定排水設備工事店で工事を行ったものが対象とされています。

また、浸透雨水ますには設置できない区域があります。土砂災害特別警戒区域、土砂災害警戒区域、急傾斜地崩壊危険区域などは、設置できない箇所として示されています。浸透適地マップにおける要検討地や埋立地では、設置する場合に十分な調査が必要です。

設置予定地が対象になるかどうかは、名古屋市公式ウェブサイトの浸透適地マップなどで確認してください。

助成額はいくら?上限額と対象になる費用

令和8年度の名古屋市の制度では、雨水タンクと浸透雨水ますのどちらも、設置費の3分の2に相当する金額と上限額を比較し、低い方の金額が助成額になります。ただし、対象になる費用と対象外の費用があるため、見積もりや購入金額をそのまま全額計算に使えるとは限りません。

対象設備助成額の考え方上限額主な条件
雨水タンク設置費の3分の2相当と上限額を比較し、低い方1基あたり30,000円建築物1棟につき1基まで、80リットル以上の市販・未使用品
浸透雨水ます設置費の3分の2相当と上限額を比較し、低い方1基あたり25,000円土地1筆につき4基まで、指定排水設備工事店で施工

助成金額に千円未満の額が生じた場合は切り捨てです。制度の詳細は、名古屋市上下水道局「雨水流出抑制施設設置補助金交付に関する申請の手引き」で確認できます。

雨水タンクは設置費の3分の2・上限30,000円

雨水タンクは、設置費の3分の2に相当する金額と、1基あたりの上限30,000円を比較して、低い方の金額が助成額になります。設置費には、雨水タンク本体だけでなく、蛇口、架台、雨どいとの接続材料などが含まれる場合があります。

たとえば、対象となる設置費が30,000円の場合、3分の2は20,000円です。この場合は上限30,000円より低いため、助成額は20,000円となる計算です。対象となる設置費が60,000円の場合、3分の2は40,000円ですが、上限が30,000円のため、助成額は30,000円となります。

浸透雨水ますは設置費の3分の2・1基上限25,000円

浸透雨水ますは、1基ごとに設置費の3分の2に相当する金額と、1基あたりの上限25,000円を比較して、低い方の金額が助成額になります。材料費には、砕石、透水シート、埋め戻し材などが含まれる場合があります。

浸透雨水ますを複数設置する場合は、1基ごとの設置費が分かるようにしておく必要があります。見積書や領収書で「一式」とだけ記載されていると、申請時に確認しにくくなるため、業者へ相談する段階で費用の内訳を分けてもらうと安心です。

工事費全般の考え方をあわせて確認したい場合は、水道工事の費用相場と見積もりの注意点も参考にしてください。

送料・ポイント・クーポン・調査費は対象外に注意

助成額を考えるときは、対象外になる費用にも注意が必要です。名古屋市の手引きでは、送料は設置費に含むことができないとされています。また、ポイントやクーポン券などを使用した場合は、割引後の金額を設置費として扱います。

⚠️ 助成額を多めに見積もらないように注意

雨水タンクを通販で購入する場合、商品代金・送料・ポイント利用分が混在しやすくなります。助成対象になる金額を確認するため、割引後の商品代金や材料費が分かる資料を残しておきましょう。

また、自分で雨水タンクを設置する場合、設置の手間は補助対象になりません。浸透雨水ますでは、浸透適否の調査費などが対象外となる場合もあるため、見積もり段階で助成対象費用と対象外費用を分けて確認することが大切です。

申請から補助金受け取りまでの流れ

名古屋市の雨水タンク・浸透雨水ます助成制度では、申請してから交付決定を受け、その後に購入または設置工事を行う流れが基本です。ここを間違えると助成対象外になる可能性があるため、順番を確認してから進めましょう。

ステップ1:交付申請を行う
ステップ2:書類審査後、交付決定通知書を受け取る
ステップ3:通知書の受領後に購入または設置工事を行う
ステップ4:設置完了後、完了報告書を提出する
ステップ5:交付額確定後、補助金が振り込まれる

交付申請をしてから購入・工事に進む

申請時には、補助金交付申請書に加えて、位置図、雨水流出抑制施設の設置箇所を示した図面、施設の構造が分かる書類、見積書等の写しが必要です。通販サイトで雨水タンクを購入する予定の場合は、商品構造や金額が分かるウェブサイト画面の写しなども資料として使える場合があります。

申請は原則として名古屋市電子申請サービスで行います。電子申請が難しい場合は、名古屋市上下水道局下水道計画課の窓口または郵送での受付も案内されています。

交付決定通知書を受け取る前に買わない・工事しない

もっとも重要なのは、交付決定通知書を受け取る前に購入や工事をしないことです。公式FAQでも、購入・設置を実施する前に交付申請を行い、補助の決定通知後に購入・設置を行う流れが案内されています。

雨水タンクは、通販やホームセンターなどで手軽に購入しやすい設備です。そのため、先に買ってから申請すればよいと考えてしまうかもしれません。しかし、交付決定前に購入した場合は助成を受けられないため、購入前に申請を済ませる必要があります。

設置後は30日以内または年度期限までに完了報告する

設置が完了したら、設置工事完了報告書に必要書類を添えて提出します。必要書類には、領収書の写し、設置の過程や完了後の写真、振込先の口座番号が分かるものの写しなどがあります。

令和8年度の工事完了報告書の提出期限は、令和9年3月10日(水曜日)までと案内されています。設置完了日から30日以内という条件もあるため、工事や購入が終わったら早めに完了報告の準備を進めましょう。

申請前に対象外になりやすいポイントを確認する

助成制度では、設備そのものが対象でも、申請の順番や書類の不足によって対象外になったり、手続きが進みにくくなったりすることがあります。特に雨水タンクは自分で購入するケースが多いため、資料の残し方に注意が必要です。

通販購入でも構造と金額が分かる資料を残す

雨水タンクを通販で購入する場合、カタログや見積書がないこともあります。その場合でも、実際に設置する施設の構造や金額が分かるウェブサイト画面などを残しておくと、申請資料として確認しやすくなります。

通販で雨水タンクを選ぶときに残したい資料

  • 商品名・型番が分かる画面
  • 貯留容量が80リットル以上と分かる画面
  • 蛇口や雨どい接続部品など、構造が分かる画面
  • 本体価格・材料費・割引後金額が分かる画面
  • 送料と商品代金が分かれている明細

ポイントやクーポンを使う場合は、割引後の金額が設置費として扱われます。購入前にスクリーンショットを残す場合も、割引後の金額が分かる状態で保存しておくと確認しやすくなります。

浸透雨水ますは写真と1基ごとの費用確認が重要

浸透雨水ますは地中に設置する設備のため、工事後には見えなくなる部分があります。完了報告では、設置の過程が確認できる写真や設置完了後の写真が必要です。不可視部分の写真も求められるため、工事中の写真を撮り忘れないよう、施工する指定排水設備工事店と事前に確認しておきましょう。

また、浸透雨水ますを複数設置する場合は、1基ごとの設置費が分かるようにする必要があります。見積書や領収書の記載方法について、事前に業者へ伝えておくと手続きがスムーズです。

予算到達・受付終了の可能性があるため公式ページを確認する

名古屋市の公式ページでは、申請金額が年間の予算額に達した場合、年度途中でも受付を終了する場合があると案内されています。制度がある年度でも、申請時点で受付が続いているとは限りません。

購入予定の商品や工事日程を決める前に、公式ページで受付状況を確認しましょう。必要に応じて、名古屋市上下水道局下水道計画課へ問い合わせることも検討してください。

水道工事業者に相談する前のチェックリスト

雨水タンクは自分で購入・設置するケースもありますが、雨どいとの接続や設置場所に不安がある場合は、事前に確認しておくことが大切です。浸透雨水ますについては、指定排水設備工事店での施工が条件になるため、相談前に制度のポイントを整理しておくと見積もり確認がしやすくなります。

雨水タンクは設置場所・容量・雨どい接続を確認する

雨水タンクを設置する前に、まず置き場所を確認します。タンクは水が入ると重くなるため、安定して設置できる場所が必要です。通行の妨げにならないか、転倒の危険がないか、雨どいと接続できる位置かも確認しましょう。

また、助成対象にするには80リットル以上の市販・未使用品であることが基本です。庭の散水や非常時の雑用水として使いたい場合でも、助成制度上の条件を満たさなければ対象外になる可能性があります。

浸透雨水ますは対象区域と指定排水設備工事店を確認する

浸透雨水ますは、設置場所の条件が雨水タンクより複雑です。土砂災害警戒区域など設置できない箇所があり、浸透適地マップで要検討地や埋立地に該当する場合は、十分な調査が必要です。

さらに、名古屋市上下水道局指定排水設備工事店で工事を行ったものが対象です。見積もりを依頼する前に、施工業者が指定排水設備工事店かどうかを確認しましょう。業者選びの基本を知りたい場合は、水道工事業者を選ぶ前のチェックポイントも参考になります。

見積もりでは助成対象費用と対象外費用を分けてもらう

見積もりを取るときは、助成対象になる費用と対象外になり得る費用を分けて確認することが重要です。特に浸透雨水ますでは、1基ごとの設置費が分かるようにしておく必要があります。

確認項目確認する理由
雨水タンクの本体・材料費助成対象になる設置費を確認するため
送料設置費に含められないため
ポイント・クーポン利用額割引後の金額が設置費として扱われるため
浸透雨水ます1基ごとの費用1基ごとの助成額計算が必要なため
設置前後・工事中写真の対応完了報告で写真が必要になるため

申請書類に必要な情報をあとから集めようとすると、購入画面が消えていたり、工事中の写真を撮り忘れていたりすることがあります。見積もりや購入の前に、必要書類を一度確認しておくと安心です。

よくある質問(FAQ)

名古屋市の雨水タンク助成金は令和8年度もありますか?

名古屋市上下水道局の公式情報で、令和8年度の雨水タンク・浸透雨水ます助成制度が確認できます。ただし、年度途中で受付が終了する場合があるため、申請前に公式ページで最新状況を確認してください。

雨水タンクを先に買ってから申請できますか?

交付決定前に購入した場合、助成を受けることはできません。購入前に交付申請を行い、交付決定通知書を受け取ってから購入してください。

浸透雨水ますも助成対象ですか?

浸透雨水ますも助成対象です。ただし、土地1筆につき4基までで、名古屋市上下水道局指定排水設備工事店で工事を行ったものが対象です。一部除外区域もあるため、設置予定地の確認が必要です。

雨水タンクを自分で設置した場合も対象になりますか?

対象条件を満たす雨水タンク本体や接続材料などは対象になり得ます。ただし、自分で設置した場合の設置手間は補助対象になりません。

電子申請が難しい場合はどうすればいいですか?

電子申請が難しい場合は、名古屋市上下水道局下水道計画課の窓口または郵送で申請できると案内されています。申請書類は公式ページからダウンロードするか、下水道計画課で受け取ります。

まとめ:名古屋市の雨水タンク助成金は申請前確認が重要

この記事では、令和8年度の名古屋市における雨水タンク・浸透雨水ます助成制度について解説しました。

  • 名古屋市では雨水タンク・浸透雨水ますの助成制度が確認できる:雨水流出を抑える目的で、対象設備の設置費の一部が助成されます。

    ただし、受付状況や条件は変わる可能性があるため、申請前に公式情報を確認してください。

  • 雨水タンクは1棟1基まで、上限30,000円:80リットル以上の市販・未使用品で、蛇口があり、雨どいと接続するものが対象です。

    送料やポイント・クーポン利用分の扱いにも注意が必要です。

  • 浸透雨水ますは1筆4基まで、1基上限25,000円:指定排水設備工事店で施工する必要があり、対象区域の確認も欠かせません。

    1基ごとの費用、工事中写真、設置前後の写真を準備できるようにしておきましょう。

  • 交付決定前の購入・工事は避ける:購入や工事は、交付申請後に交付決定通知書を受け取ってから進めます。

    先に買ってしまうと助成を受けられない可能性があります。

雨水タンクや浸透雨水ますの助成制度は、条件を正しく確認してから進めることが大切です。購入・見積もり・工事の前に、名古屋市上下水道局の公式ページと申請の手引きを確認し、対象設備や必要書類を整理しておきましょう。

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