【名古屋】新築水道工事でよくあるトラブルとその解決策:引き込み問題から申請の遅れまで徹底解説!
夢のマイホームを建てる際、水道工事は欠かせない工程の一つです。しかし、新築時の水道工事には、思わぬトラブルが発生する可能性があることをご存知でしょうか?特に、水道管の引き込みや申請手続きに関するトラブルは、家づくり全体のスケジュールにも影響を与えかねません。この記事では、新築水道工事でよくあるトラブル事例とその解決策について、詳しく解説します。事前にトラブルの可能性を知っておくことで、スムーズな家づくりを実現しましょう。
最大の難関?水道管引き込みに関するトラブルと解決策
新築住宅に水道を引くためには、敷地内に水道管を引き込む工事が必要です。しかし、この引き込み工事が、トラブルの発端となるケースが少なくありません。ここでは、よくあるトラブル事例と、その解決策について見ていきましょう。
トラブル事例:他人の敷地を通さないと水道管を引き込めない!
新築の家を建てる際、前面の道路から敷地内に水道管を引き込むのが一般的です。しかし、前面道路に配水管(水道本管)が布設されていない場合、他のルートから水道管を引き込まなければなりません。そのルート上に他人の土地がある場合、その土地所有者の承諾なしには水道管を通すことはできません。土地所有者から承諾を得られないと、水道管の引き込み自体が困難になってしまいます。
また、隣地の所有者と長年、境界線などでもめているような場合、敷地を通過する工事を拒否されるケースもあります。この場合、水道工事だけではなく、下水道工事、ガス工事などの他の工事にも影響がでます。
よくあるトラブル
- 土地所有者に水道管の引き込みを拒否された
- 「敷地内を通るなら使用料を支払え」と要求された
- 隣地所有者との関係が悪化してしまった
解決策
この問題を解決するためには、主に2つの方法が考えられます。
1. 土地所有者と交渉し、承諾を得る
まずは、土地所有者と丁寧に交渉し、水道管の引き込みについて承諾を得ることが重要です。その際、以下の点に注意しましょう。
- 早めに相談する: トラブルを未然に防ぐためにも、計画段階で早めに相談しましょう。
- 図面などを用いて、工事内容を丁寧に説明する: どのような工事を行うのか、どのくらいの期間がかかるのかなど、図面などを用いて具体的に説明しましょう。
- 必要に応じて、謝礼を検討する: 土地所有者の理解を得るために、必要に応じて謝礼(承諾料、土地使用料など)の支払いを検討しましょう。金額は、当事者間で協議して決めることになります。
- 書面で合意内容を残す: 後々のトラブルを防ぐためにも、合意内容は必ず書面(承諾書、覚書など)に残しておきましょう。
2. 他のルートから引き込む
土地所有者の承諾を得られない場合は、他のルートから水道管を引き込むことを検討する必要があります。例えば、以下のような方法が考えられます。
- 別の道路に面した配水管から引き込む: 敷地が複数の道路に面している場合は、別の道路に敷設されている配水管から引き込むことができる可能性があります。ただし、距離が長くなるため、工事費用が高額になる可能性があります。また、新たに引き込む場合、水道加入負担金が別途かかります。
- 近隣の土地所有者と協力して、共同で引き込む: 同じような問題を抱えている近隣の土地所有者がいる場合は、協力して共同で水道管を引き込むことができる可能性があります。
※承諾を求めている相手の所有する土地を通らずに、新たに引き込む場合、配水管の新設が必要になり、高額な費用がかかったり、工事ができなかったりする可能性がありますので、注意が必要です。また、前面道路の配水管から新たに引き込む場合、水道加入負担金が別途かかります。
※いずれの方法も、技術的に可能かどうか、費用はどのくらいかかるかなどを、指定給水装置工事事業者に相談し、慎重に検討する必要があります。
申請の不備や工事の遅れ…見落としがちなトラブルとその対策
水道管の引き込み以外にも、新築水道工事では様々なトラブルが発生する可能性があります。ここでは、申請手続きの不備や工事の遅れに関するトラブル事例と、その対策について解説します。
トラブル事例:申請の不備で工事がストップ!入居時期が遅れた…
新築住宅に水道を引くためには、各自治体の水道局に「給水装置工事申込書」などの必要書類を提出し、審査を受け、承認を得る必要があります。この申請手続きに不備があると、審査が長引いたり、承認が得られなかったりして、工事が遅れてしまう可能性があります。
よくあるトラブル
- 申請書類に不備があり、再提出を求められた
- 審査に時間がかかり、工事の着工が遅れた
- 指定給水装置工事事業者と施工業者の連携不足で、工事が予定通りに進まなかった
- 水道局への申請を忘れており、工事が始められなかった
対策
これらのトラブルを防ぐためには、以下の点に注意しましょう。
1. 申請手続きは、指定給水装置工事事業者に依頼する
給水装置工事の申請手続きは、専門的な知識が必要です。そのため、各自治体が指定する「指定給水装置工事事業者」に依頼するのが一般的です。指定業者であれば、必要な書類や手続きについて熟知しているため、スムーズに申請を進めることができます。
※指定給水装置工事事業者以外は、水道工事(給水装置の新設、改造、修繕、撤去)はできませんので、注意が必要です。
2. 施工業者と指定給水装置工事事業者の間で、綿密に情報共有を行う
家の建築工事と水道工事は、密接に関連しています。そのため、施工業者と指定給水装置工事事業者の間で、工事の進捗状況やスケジュールなどを綿密に情報共有し、連携して作業を進めることが重要です。特に、水道工事のスケジュールは、家の完成時期や入居時期に大きな影響を与えるため、注意が必要です。
3. 工事スケジュールを定期的に確認する
工事が始まってからも、定期的に工事の進捗状況を確認し、予定通りに進んでいるかを確認しましょう。もし、遅れが生じている場合は、早めに対策を講じることが重要です。
4. 水道工事の完了時期、水道の使用開始時期を確認する
水道工事の完了時期や、水道の使用開始時期は、住宅の引き渡し日や、入居日に大きく関わります。必ず、指定給水装置工事事業者に確認するようにしましょう。特に、入居日までに使用開始できるかについては、重要なポイントですので、しっかり確認しましょう。
まとめ:事前の情報収集と関係者間の連携で、トラブルを回避!
新築水道工事では、水道管の引き込みや申請手続きなど、様々なトラブルが発生する可能性があります。これらのトラブルを回避するためには、事前に情報収集を行い、起こりうるトラブルを想定しておくことが重要です。また、土地所有者や施工業者、指定給水装置工事事業者など、関係者間で密に連絡を取り合い、連携して工事を進めることが大切です。この記事で紹介した内容を参考に、トラブルのないスムーズな新築水道工事を実現しましょう。
投稿者プロフィール
- 店舗・自宅の水道工事は愛知県名古屋市の水道工事ドットコムにお任せください。地域最安値で満足できる水道工事を行います。
最新の投稿
- お知らせ2025年1月5日朗報!名古屋市の水道工事助成金で鉛管取替費用を賢く節約!【2025年3月31日まで】
- 水道工事の資格・法律2021年11月15日【名古屋】水道工事に必要な資格とは?安全な工事のために知っておきたいポイント
- 水道工事の費用2021年10月31日【名古屋】水道工事費用相場|種類別単価と見積もりポイント
- 水道工事の種類2021年10月15日【名古屋】水道の撤去工事、どうすればいい?知っておきたい依頼先と注意点