新築水道工事トラブルで多いのは、どんなこと?

新築水道工事を行う際には、様々なトラブルが発生してしまうことがあります。
どのようなトラブルが発生するのか、どのように解決すればよいのかについて解説します。

水道管引き込みに関するトラブル

トラブルで多いのが、「水道管引き込みに関するトラブル」です。
新築の家に水道を新しくひくためには、水道管の引き込みが必要となります。
通常は、前面の道路から引き込むことになるのですが、周囲の状況によっては、他人の敷地内を通過しなければならないことがあります。

他人の敷地内を通すには、その土地の所有者の了承を得なければ通すことはできません。
了承してもらうことができる場合もありますが、「敷地内を通らないでほしい!」、「敷地内を通るのであれば、使用料を支払ってほしい!」などと言われてしまうことがあります。

この場合の解決方法としては、以下の2つの方法があります。

  • 土地の所有者に了承してもらう
  • 他のルートを使って、引き込む方法を考える

などとなります。
他のルートを使って引き込むと引き込むまでの距離が長くなり、その分工事費用が高くなってしまう可能性もあるので、注意しておきましょう。

申請の不備、工事の遅れなどのトラブル

水道管の引き込み以外で多いトラブルが、申請の不備や工事の遅れに関するトラブルです。
水道管を新しく引き込むという場合には、水道局に申請を行い、許可を得る必要があります。
申請をすれば、すぐに許可がでるというわけではなく、申請に基づいて審査が行われますので、最短でも約1ヶ月、長い場合には、3ヶ月ほど申請から許可が出るまでにかかる場合があります。

申請に不備があると再提出しなければならず、許可が下りるまでにさらに時間がかかります。
この申請については、通常給水装置工事事業者に依頼をすればやってくれますが、家を建てる施工業者と通常、給水装置工事事業者の連携不足によって工事に遅れが出るなどのトラブルが起こる場合があります。

実際にあったのが、「施工業者によって家は完成しているものの、上下水道の工事が完了しておらず、使用できない」というものです。
申請の不備や工事の遅れは致命的ですし、上下水道の使用できない家を引き渡されても困ってしまいます。

このようなトラブルを防ぐには、施工業者と給水装置工事事業者のそれぞれにスケジュールを確認することです。
施工業者は家の完成スケジュールを把握していますが、水道工事のスケジュールまでは把握していないケースが多いですし、給水装置工事事業者の方は、家の完成スケジュールを知らないということがあります。
いつ完成するのか、いつ使用できるのかは、明確に日程を確認することが大切です。

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