水道工事で撤去工事を申し込む場合の注意点とは?

水道工事で家の解体等によって撤去工事を申し込む際には、どこに依頼すればよいのか、また、その際にどのような点に注意すればよいのかについて解説します。

撤去工事はどこに依頼すればよいのか?

建物の解体等で、給水管の撤去を行いたいという場合には、各自治体の指定する業者に依頼しなければなりません。
撤去工事を行う際には、申請を行います。

解体業者に給水管等の撤去を依頼することはできません。
また、そのようなことをすると、損傷、破損させて、漏水させてしまう可能性があります。
実際に、解体時に給水装置を損傷、破損させ、漏水事故が起きています。
敷地内に埋設されている給水管などは浅く埋められているので、損傷や破損させてしまいやすいと言われています。
建物の取り壊しでは、重機を使って行うケースがほとんどで、重機で損傷させてしまうという事故が増えているのです。

損傷・破損によって漏水事故が起きた場合には、その分の費用が請求されてしまうので、事故の防止のためにも、解体業者ではなく、必ず、指定業者に依頼をしましょう。
万が一、給水装置を損傷・破損させてしまったという場合にも、指定業者に連絡をして事故の状況、修理の依頼をする必要があります。

水道工事の撤去工事は、各自治体が指定している、「指定給水装置工事事業者」に依頼をします。

「指定給水装置工事事業者」の見つけ方については、各自治体、水道局のホームページに、「指定給水装置工事事業者一覧」が掲載されているケースが多いので、チェックしてみるとよいでしょう。

また、撤去工事にかかる費用については、原則全額自己負担となるので、注意しましょう。
指定業者は1社ではないので、複数の業者から見積りを取ってみるのもオススメです。

撤去工事ではどのような工事が行われるのか?

水道工事の撤去工事で行われるのは、「給水管の切り離し作業」、「水道メーターの撤去」などが行われることになります。

給水管は、本管に接続されているので、それを切り離しして撤去を行います。

水道メーターについては、個人の所有物ではなく、水道局などの各水道事業者の所有物となっています。
そのため、撤去工事の際には、この水道メーターを水道事業者に返却しなければならないのです。
万が一、この水道メーターを損傷・破損させてしまった場合には、新設する水道メーターにかかる費用が全額請求されてしまうことになる点に注意が必要です。

撤去工事は、指定業者でなければならない点、水道メーターは損傷・破損させずに返却する点に注意しておきましょう。

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